たけしの家庭の医学では、血管の老化と腕と手の筋肉「握力」が関係していると放送。

医学誌「ランセット」に血管の老化に関係している筋肉が握力と掲載され、血管疾患による死亡リスクが高くなると報告されているそうです。

番組では、東京都健康長寿医療センターの原田和昌先生が解説。

握力低下は血管も老化している可能性がある

原田先生の話によると、3年くらい前から、世界中の研究者から握力を維持できない人ほど心血管疾患による死亡リスクが高いという報告が多くされるようになったそうです。

一方、握力が維持できている人は、血管を柔らかい状態に保たれている。その理由が最近分かったそうです。

握力を維持して血管を若く保っている人には、ある共通点があるのだそうです。それは、女性の方が血管年齢が若い人が多いと言う事。

もちろん握力は男性の方が強いんですが、男性の場合は年齢とともにその握力は低下してしまい、その落ち幅が女性よりも大きくそれが握力の低下と関係しているそうです。

実は、女性と男性とでは握力の使い方が違うことが分かってきており、それがとても重要なんだと。

男性のなかには、週に数回ジムなどに行って筋トレなどして鍛えている人も多いかと思いますが、原田先生の話によると、握力は強く握って鍛えなくても、家事などの軽い握力を使う事を続けることで握力は維持できるそうです。

つまり、握力を使う回数が多い事の方が大切なんです。

そのため、毎日家事を行っている主婦の人の方が頻繁に握力を使っているので鍛えられているという事なんです。

なぜ握力を使うと血管が若く保つのか

私たちのカラダの血管から分泌される「NO」と言う物質があります。

NOは、血管の内側の内皮から分泌され、血管の壁に作用する事で柔らかい血管を維持すると考えられています。

人間の血管は年齢と共に硬くなって老化してしまいますが、このNOが分泌されることで柔らかい血管にする事が出来るんだそうです。

手を5秒間握って手を開くと、手の色が白から赤に変わります。手を握った時は血管が収縮し血流が滞り手の平が白くなり、手を広げた瞬間に血管が拡張して血液が一気に流れるので赤くなる。

この時に、血管の壁からNOが多く分泌されているのだそうです。

原田先生の話によると、大切なのは滞った血流が一気に流れ始める瞬間なんだそうです。その時に血管の壁にいつもよりも強い刺激が与えられて、血管の内皮からNOが多く分泌されると考えられるそうです。

NOをたくさん分泌させる方法

手のひらに入るビニール製のボールを2つ用意します。入浴中、カラダを温めながら両手でボールを握るだけ。

お風呂の熱で血管が拡張し血流が増えているので、そこで、握力を使う事で血管の内皮が刺激されNOが大量に分泌されることが期待できるそうです。

無理のない範囲で何回やって良いそうです。