高血圧を改善する方法で真っ先に考えられるのが血圧を下げるための食事療法です。
と言っても減塩食という単純な話ではありません。減塩しただけでは血圧は下がりません。
高血圧予防と高血圧になってからでは血圧を下げる食事法は、まったく違います。
まず、予防段階の食事法としては、バランスの良い食事をして脂肪分を抑えた
低カロリーの食事をすることで、高血圧の原因にもなる肥満を予防することが大事です。
脂肪分が多い食事ばかりだと血液の中にコレステロールが多く溜まり
血液がドロドロになってしまうことで血圧が上がってしまいます。
また、アルコールも少ない量なら問題ありませんが毎日のように
お酒を飲んでしまうと血圧を上げてしまうので飲む量を減らすべきです。
高血圧になってしまったら体質を改善しないといけないので野菜や果物など
血圧を下げる働きがある食品を中心とした食事療法が必要です。
特に、ほうれん草、春菊、かぼちゃ、アボガド、バナナ、りんご、などの野菜や果物には
血圧を下げるカリウムという栄養素を摂取することが出来ます。
なぜ血圧を下げるかというとカリウムという栄養素には高血圧の原因
でもある体内に溜まった塩分を体外に排出する働きがあるからです。
ただ、最近では、食塩を減らして血圧が下がる人もいれば下がらない人も
いることがわかってきて、やはりバランスの良い食事と運動を行うなど
生活習慣を変えることが有効だと言われています。
あと骨を作り出す栄養素として知られているカルシウムも
血圧を抑える働きがあり牛乳などの乳製品、大豆製品、小魚など
カルシウムが多く含まれている食品を食べることで高血圧の改善につながります。
バランスの良い食事の注意点
どんなに食事に注意しても一向に効果が出ないと悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
医師の指導を受けた食事も管理栄養士の指導を受けた食事も短期間では効果がありません。
つまり高血圧の食事の注意点は、効果が出るまで根気よく続けることなのです。
もともと血圧が高くなるような体質になってしまっているので
それを食事によって元の体質に戻すのですから時間がかかって当然です。
より早く効果を実感したいのであれば、体に溜まった毒素を排出する必要があります。
悪い体質のままで、どんなにいいものを食べてもすぐに効果が出ないからです。
ですから・・・体内の毒素を出して体をリセットした上でバランスのよい
食事を取ることが本来の高血圧治療の第一歩になるのです。